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糖尿病の診察を行っております(内科)③

皆さま、こんにちは。新年度になり2週間程経過しましたね。新生活を迎えた皆さま、おめでとうございます。

体調を崩されていませんか?最初は気が張っていて無理がきいてしまいますが、慣れてきたころにガクッと体調に変化が出やすくなります。

お休みはご自身のためにきちんと休息しリフレッシュするようにしましょう。

クリニックでは新たにミニチュア入学式を飾っております。

さて今回も糖尿病のお話です。

皆さま、ご自身に必要なエネルギー量を考えたことはありますか?

1日に必要なエネルギー量は通常、男性で1400~2000㎉、女性で1200~1800㎉です。

まずはご自身の標準体重、身体活動量を調べて、自分の必要エネルギー量を計算してみましょう。

・標準体重:(身長m)×(身長m)×22

・身体活動量:①20~30㎉(デスクワークなどが多い職業など)

       ②30~35㎉(立ち仕事が多い職業など)

       ③35~㎉ (力仕事が多い職業など)

・必要エネルギー量:標準体重㎏×身体活動量㎉

3大栄養素をバランスよく摂りましょう】

指示されたエネルギー量の中で炭水化物、タンパク質・脂質をバランスよく取り、適量のビタミン・ミネラルも摂取するようにします。

【外食を楽しむコツ】

・定食を食べると栄養のバランスは整えやすいです。

・素材そのもののエネルギーが高くないものをなるべく選びましょう。

 (エビフライ定食は高カロリーです。焼き魚定食がおすすめです)

・揚げ物料理はなるべく避けましょう。

・麺類はカロリーは控えめですが栄養は糖質に偏っています。具が多いメニューを選び、塩分が多い汁物は控えめが 良いです。

・丼物を食べるときはご飯の量が多く高エネルギーなので注意が必要です。

・野菜がほとんど摂れないのでサラダなどの野菜料理を加え栄養バランスを整えましょう。

前回でもお話したように、糖尿病の治療は食事療法が基本となります。

治療の目標ですが血糖値や体重、血圧、コレステロールなどの良好なコントロールを維持することで合併症の発症や進展を阻止し健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)や寿命を確保することです。

年齢・罹病期間・臓器障害・低血糖の危険性・サポート体制などを考慮して個別の設定していきます。

糖尿病網膜症や糖尿病腎症・狭心症・脳梗塞などの糖尿病による合併症を防ぐための目標値としてHbA1c(過去1~2ケ月の平均血糖、コントロールの指標)7%未満を目標とします。

※HbA1c・・・(ヘモグロビンエーワンシー)ヘモグロビンは赤血球のタンパク質の一種で全身の細胞に酸素を送る働きをしています。血液中のブドウ糖がヘモグロビンとくっつくと糖化ヘモグロビンになります。血糖値が高いほどヘモグロビンに結合するブドウ糖の量が多くなります。いったん糖化したヘモグロビンは赤血球の寿命(120日)が尽きるまで元には戻りません。赤血球中のヘモグロビンという色素のうちどれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値です。

2型糖尿病と診断され、治療が必要になった場合には医師や管理栄養士などから指導に基づいた食事療法、運動療法、そして薬物療法が大切になります。

現在の治療が本当にご自身にあっているのか、なかなか治療目標を達成できず不安があるなどどんな疑問にもお答えします。

お気軽にご相談ください。

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